口腔カンジダに処方されるフロリードゲル経口用の成分であるミコナゾールに、2019年2月より新しい剤型が加わりました。
商品名はオラビ錠口腔用50mg。
口腔内に1日1回貼るだけでOKです。
フロリードゲル経口用だと、1日4回服用しなければいけなかったことから、身体的負担の軽減に繋がることが期待されますね。
では、オラビ錠口腔用50mgの薬剤情報についてポイントをまとめていきます。
オラビ錠口腔用50mgは口腔内貼付薬で外用薬の扱いとなります。
一方、フロリードゲルは内服薬の扱いとなります。
真菌細胞膜の主要構成成分であるエルゴステロールの生合成を阻害。
成人には1日1回、上顎歯肉(犬歯窩)に付着。
原則として14日間投与。
犬歯窩(読み方:けんしか)とは犬歯のある上側の歯茎にあるくぼみのこと。
使用前に歯磨きやうがいをして口の中を清潔にしておく。
刻印(Lの文字)のない方を上顎の歯肉に置いて、
上口唇の上から指で30秒押して付着させる。
付着後は飲食はOK。
ただしガムやキャラメルなど歯茎にくっつく食べ物はさける。
次回使用時は左右の反対側の歯茎に置く。
前回使用分が歯茎に残っている場合は取り除くこと。
CYP3AとCYP2C9を阻害するため併用禁忌薬、併用注意薬が多くあり。
併用禁忌薬一覧
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