小野薬品工業株式会社と大日本住友製薬株式会社は、両社が国内において販売する、末梢循環障害治療薬「リマプロストアルファデクス」について、安定性の改善を目的とした製剤変更に関して、2014年10月3日付で承認取得したと発表した。
耐湿安定性を高める工夫を施したことで、PTPシートから取り出した場合においての錠剤の安定性が従来製剤に比較して改善されている。また、新たにボトル包装品を加えたことにより、一包化の際の利便性が向上すると考えられる。
リマプロストについて
リマプロストは、両社の共同研究から生まれた経口プロスタグランジンE1誘導体製剤で、1988年に「閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛および冷感などの虚血性諸症状の改善」を効能・効果として承認されている。また、2001年には「後天性の腰部脊柱管狭窄症(SLR試験正常で、両側性の間欠跛行を呈する患者)に伴う自覚症状(下肢疼痛、下肢しびれ)および歩行能力の改善」の効能・効果が追加承認され、現在、両社それぞれ別銘柄(オパルモン®錠5μg/小野薬品、プロレナール®錠5μg/大日本住友製薬)で販売されている。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます