後発医薬品最大手のテバファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)は9月3日、国内で新薬開発を進めていることを明らかにした。まず、患者数の少ない難病の治療薬の発売を目指す。新薬を投入し、認知度を高めることで後発薬の販売拡大にもつなげる事が狙いだ。
同日都内で記者会見したテバのアジア太平洋地域の統括責任者であるイツアック・クリンスキー氏が「日本での未承認薬を投入していく」と述べ、新薬の発売に向け意欲を示している。
まずは、テバが開発し世界50以上の国・地域で販売している「多発性硬化症」の治療薬の発売を目指す。
現在は国内で臨床試験の最終段階であり、条件が整い次第、厚生労働省に申請する見通しである。
テバは2012年の売上高は203億ドル(約2兆200億円)で、このうち新薬は4割を占める。日本では当時、国内3位だった大洋薬品工業を2011年に買収して本格進出。今後は新薬も投入して売り上げの拡大を目指す。
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