疥癬(かいせん)治療外用薬「スミスリンローション5%」8月発売【クラシエ】

スミスリンローション

クラシエ製薬株式会社は、住友化学株式会社と共同開発した医療用医薬品である疥癬治療外用薬「スミスリンローション5%」(一般名:フェノトリン)を2014年8月22日に新発売すると発表した。

疥癬は、ヒゼンダニ(疥癬虫)が皮膚角質層に寄生することにより発症する皮膚感染症で、主に肌と肌が直接触れ合うことでヒトからヒトへと感染し、特異的な皮疹と痒みを伴う。

また、免疫力の低下している状態でヒゼンダニが感染した場合、ときに角化型疥癬と呼ばれる重症型となり、その感染力が極めて強いことから、集団発生を防ぐための感染対策が必要である。

フェノトリンは、住友化学によって開発された駆虫効果を有する化合物で、家庭用殺虫剤原薬および一般用医薬品原薬としての使用実績があり、その有効性と安全性に対する評価が高いことから、日本皮膚科学会の「疥癬診療ガイドライン(第2版)」においても、ヒト疥癬治療薬としての期待もあり開発に至った。

製品名
スミスリンローション5%
一般名
フェノトリン
薬価
5% 1g 77.30円
効能・効果
疥癬
用法・用量
通常、1週間隔で、1回1本(30g)を頸部以下(頸部から足底まで)の皮膚に塗布し、塗布後12時間以上経過した後に入浴、シャワー等で洗浄、除去する。

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