株式会社大塚製薬工場は、経腸栄養剤「ラコール®NF配合経腸用半固形剤」を6月2日に新発売したと発表した。
「ラコール®NF 配合経腸用半固形剤」は、経腸栄養剤では日本初の半固形剤で、1kcal/gとなっている。摂取エネルギー当たりの有効成分及びその含量は、「ラコール®NF 配合経腸用液」と同一である。
液剤の経腸栄養剤を半固形化し、通常の食事を摂取した際の食塊に近い形状で投与することにより、胃が本来有している生理的な運動を引き起こすことが期待されている。
あらかじめ形状を半固形する事によって、経腸栄養剤の投与にかかる拘束時間の短縮、調製時の微生物による汚染の機会を減らすことに繋がるとしている。
製品名
ラコール®NF 配合経腸用半固形剤
効能・効果
一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。
用法・用量
通常、成人標準量として1 日1,200~2,000g(1,200~2,000kcal)を胃瘻より胃内に1 日数回に分けて投与する。
投与時間は100g 当たり2~3 分(300g 当たり6~9 分)とし、1 回の最大投与量は600g とする。また、初めて投与する場合は、投与後によく観察を行い臨床症状に注意しながら増量して数日で標準量に達するようにする。
なお、年齢、体重、症状により投与量、投与時間を適宜増減する。
薬価
8.40円/10g (300g/バッグあたり252円)
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます