テルモ株式会社は2014年3月14日、生体吸収性ステントを開発するフランスのArterial Remodeling Technologies社(フランス、ART社)の独占買収権取得、同社との薬剤溶出型生体吸収性ステントの共同開発、及び同社への段階的な投資に関する契約を締結したと発表した。
生体吸収性ステントとは
ステントは、狭窄や閉塞した血管の内腔を拡げる筒状の埋め込み型治療機器で、心臓の冠動脈における狭心症、心筋梗塞の治療などに使用する。近年では、留置後の再狭窄の抑制を期待し、金属製ステントに塗布した薬剤が徐々に周囲の組織に放出される薬剤溶出型冠動脈ステントが多く使用されている。更に次世代技術として、体内で分解、吸収される生体吸収性ステントへの注目が高まっており、従来の金属製ステントのように体内に残らないため、血栓症の低減、また抗血栓薬の服用期間の短縮などが期待されている。
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