【武田】大うつ病治療薬Brintellix®(ブリンテリックス)の米国における販売開始

武田薬品工業株式会社(本社:大阪市中央区)とH. Lundbeck A/S(本社:デンマーク)は、成人の大うつ病治療薬Brintellix®(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)の米国内における販売を開始したとい発表した。

Brintellix(ボルチオキセチン臭化水素酸塩)について
Brintellixは、神経伝達物質セロトニン(5-HT)の再取り込み阻害作用、また、5-HT1A受容体刺激作用、5-HT1B受容体の部分的刺激作用、5-HT3、5-HT1D、5HT7受容体拮抗作用など、複数のセロトニン受容体での作用を有する薬剤である。Brintellixは、これらの薬力学的作用を併せ持つ初めてかつ唯一の薬剤だ。

承認用量
Brintellix 5mg錠、10mg錠、20mg錠(食事の摂取に関わらず服用可能)
Brintellixの承認用法・用量は5~20 mg 1日1回、推奨服薬開始用量は1日10 mgであり、米国における臨床試験の結果から、高用量投与時により高い治療効果が示されたことから、患者さんの忍容性に応じて1日20mgまで増量することが可能。高用量投与に忍容性のない患者さんは、5mg/日まで減量することが推奨される。

大うつ病について
モノアミン仮説によると、うつ病の基礎的な病態生理は、中枢神経系におけるセロトニン、ノルエピネフリン、あるいはドーパミンの欠乏に起因すると考えられている。大うつ病の正確な原因は不明だが、大うつ病では多数のセロトニン受容体が重要である可能性が示唆されている。

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