【大塚・ルンドベック】アルツハイマー治療ワクチンの共同開発の契約締結

大塚製薬株式会社と ルンドベック社(本社:デンマーク)は、アルツハイマー型認知症に対して研究中のワクチン候補である「Lu AF20513」を共同開発することについて契約締結したと発表した。

アルツハイマー病に対しては、現在のところ症状改善を目的とした治療法しかなく、病態進展を抑えるものはない。「Lu AF20513」は、アルツハイマー病の病態進展の抑制を目指すβアミロイドワクチンで、現在前臨床開発段階にあり、認知症の早い段階でβアミロイドの沈着を抑制することで病態進展を遅らせるというβアミロイド仮説をもとに、高齢者に合った最適な免疫反応に対応するように設計されている。

「Lu AF20513」について
「Lu AF20513」は、アルツハイマー病の原因とされるβアミロイド(線維状のタンパク質)に対する高い親和性のある複数の抗体(ポリクローナル)を産生させるよう期待し設計されたペプチドワクチンである。異なる複数の抗体の産生を誘導できるようにアミロイド抗原の長さを設計し、より効率良くβアミロイドの凝集・沈着を抑制する。安全面では他のアルツハイマー病ワクチンで引き起こされた急性髄膜脳炎の発生リスクを減らすよう設計されている。

コメント欄ご利用についてのお願い

  • 薬剤師、薬学生、調剤事務、医師、看護師といった医療に携わる方が使用できるコメント欄となります。
  • 「薬剤師の集合知」となるサイトを目指していますので、補足・不備などございましたらお気軽に記入いただけると幸いです。
  • コメントの公開は運営者の承認制となっており「他のユーザーにとって有益な情報となる」と判断した場合にのみ行われます。
  • 記事に対する質問は内容によってお答えできないケースがございます。
  • 一般消費者からの薬学、医学に関する相談や質問は受けつけておりません。

※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る