【協和発酵キリン・久光】癌疼痛治療剤「アブストラル®舌下錠」発売

協和発酵キリン株式会社と久光製薬株式会社は、2013年12月12日に癌疼痛治療剤のアブストラル®舌下錠100μg、同200μg、同400μg(一般名:フェンタニルクエン酸塩)を新発売すると発表した。アブストラル®は、舌下投与による有効成分フェンタニルの速やかな吸収と鎮痛効果を主薬効とする、癌による持続的な疼痛を管理する時に起こる急激な痛みに対する治療薬である。

【製品名】
アブストラル®舌下錠100μg、同200μg、同400μg

【成分名】
フェンタニルクエン酸塩

【効能・効果】
強オピオイド鎮痛剤を定時投与中の癌患者における突出痛の鎮痛

【用法・用量】
通常、成人には1回の突出痛に対して、フェンタニルとして100μgを開始用量として舌下投与する。
用量調節期に、症状に応じて、フェンタニルとして1回100、200、300、400、600、800μgの順に一段階ずつ適宜調節し、至適用量を決定する。なお、用量調節期に1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回100 ~ 600μgのいずれかの用量で十分な鎮痛効果が得られない場合には、投与から30分後以降に同一用量までの本剤を1回のみ追加投与できる。
至適用量決定後の維持期には、1回の突出痛に対して至適用量を1回投与することとし、1回用量の上限はフェンタニルとして800μgとする。
ただし、用量調節期の追加投与を除き、前回の投与から2時間以上の投与間隔をあけ、1日あたり4回以下の突出痛に対す投与にとどめること。

【薬価】
573.60円/100μg 1錠、800.40円/200μg 1錠、1,116.80円/400μg 1錠

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