日本イーライリリー株式会社は、11月29日、注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療剤「ストラテラⓇ(一般名 アトモキセチン塩酸塩、以下ストラテラ)」の新しい剤形として、経口液剤「ストラテラ内用液0.4%」を発売した。
ストラテラの薬理作用
AD/HDには、脳内、特に注意および行動制御の調節を行っているノルアドレナリンやドパミンなどのカテコールアミンが関与している。ストラテラは、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(NRI)であり、前頭前野においてノルアドレナリン再取り込みを阻害することにより、ドパミンおよびノルアドレナリンの濃度を上昇させる。
注意欠陥/多動性障害 (AD/HD)
注意欠陥/多動性障害(Attention Deficit Hyperactivity Disorder, 以下AD/HD)は、不注意、多動性・衝動性を特徴とする発達障害で、脳の機能的な障害が原因と考えられている。AD/HD症状は、生活面や対人面など社会機能の低下をもたらし、人間関係の悪化や自身の精神的健康状態の悪化などの二次障害を引き起こす可能性がある。AD/HDの治療は、環境調整や心理療法などの教育・療育的支援や薬物療法を組み合わせて行われる。
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