【大塚】世界初の選択的セロトニン5-HT6受容体拮抗作用薬(アルツハイマー治療薬) 臨床第III相試験を開始

大塚製薬株式会社とH.ルンドベックA/S(本社:デンマーク)は、アルツハイマー病治療薬Lu AE58054の開発において、臨床第III相試験のうち最初のグローバル試験を開始したと発表した。

Lu AE58054は、大塚製薬とルンドベック社がグローバルで共同開発しているアルツハイマー病治療薬である。

作用機序は世界初でファーストインクラスとなる選択的セロトニン5-HT6受容体拮抗作用で、アセチルコリン神経のさらに上流であるGABA神経に作用する。

従来のアルツハイマー治療の標準薬であるドネペジルを服薬している患者にLu AE58054を併用した臨床第II相試験において、プラセボ併用群と有意な差を示し、その認知機能改善効果を確認している。

既存のアルツハイマー治療薬とは異なる作用機序であり、アリセプトとの相乗効果が期待できる薬剤になりそうだ。

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