月1回投与のビスホスホネート系骨吸収抑制剤であるボンビバ錠100mg(成分名:イバンドロン酸ナトリウム水和物)について、厚生労働省より「骨粗鬆症」を効能・効果とした製造販売承認を取得したと中外製薬が発表しました。
ボンビバに関しては月1回ワンショットの「静注タイプ」が、2013年より発売されています。
ビスホスホネート(BP)製剤について
骨中のハイドロキシアパタイトに吸着し、破骨細胞のアポトーシスを誘導し、強力な骨吸収抑制能を示します。
月1回投与のビスホスホネート(BP)製剤は?
その他の月1回製剤として
・ベネット錠75mg(リセドロン酸ナトリウム水和物)
・アクトネル錠75mg(リセドロン酸ナトリウム水和物)
・リカルボン錠50mg(ミノドロン酸水和物)
・ボノテオ錠50mg(ミノドロン酸水和物)
が挙げられます。(2016年1月現在)
新たな選択肢へ
ビスホスホネート(BP)製剤の経口タイプは、起床時服用、服用後30分は食べない・横にならない、といった制限があり、服用に何かとストレスがかかる薬剤であります。またBP製剤は週1回や月1回の服用であることから飲み忘れが比較的発生しやすいのも問題だと感じていました。
ボンビバの静注タイプが発売された時はアドヒアランスの向上が期待できると思っていましたが、時々薬局で「注射は嫌だ」とおっしゃる高齢者の方に遭遇したことがありました。
月1回タイプの経口製剤は3成分目となりますが、注射が嫌な方にとっては、ボンビバ静注からの切り替えでニーズのある薬剤となりそうです。
またボンビバについては服用後60分は横にならず、水以外の飲食は避けなければいけません。
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