リゾチーム製剤を販売する各社が、効能の一つである「慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解」について効能から削除したと発表しました。
リゾチームを販売するサンノーバ・エーザイ(製品名:ノイチーム)、日本新薬(製品名:レフトーゼ)、あすか・武田(製品名:アクディーム)は「慢性副鼻腔炎」、「気管支炎」、「気管支喘息」、「気管支拡張症」に係る適応を対象とした有効性を検証するための製造販売後臨床試験を行っていました。
「慢性副鼻腔炎」の試験において、現在の標準治療に対するリゾチーム塩酸塩の上乗せ効果が認められなかったため、今年の5月に「慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解」効能・効果削除の申請を厚生労働省に行っており、12月11日に削除の承認を受けたとのことです。
今後はリゾチーム製剤を「慢性副鼻腔炎の腫脹の緩解」の目的で処方・調剤ができなくなるので注意が必要です。
※2015年12月現在で「気管支炎」「気管支喘息」「気管支拡張症の痰出困難」のみが適応となります。
※2016年3月17日 リゾチーム製剤が発売中止となりました。
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