【バイエル】ネクサバール®(ソラフェニブ)、甲状腺癌の適応追加を日本で申請

経口抗悪性腫瘍剤ネクサバール®錠は経口のチロシンキナーゼ阻害剤で、現在、肝細胞癌および進行性腎細胞癌の治療薬として100カ国以上で承認されている。
9月30日に、バイエル薬品はネクサバール錠(一般名:ソラフェニブトシル酸塩)について、局所進行、または転移性の甲状腺ガンの適応追加を日本国内で申請したと発表した。

【甲状腺癌について】
甲状腺癌は、近年世界中で罹患率が最も急速に増加しており、女性で6番目に多くみられる癌である。
毎年世界中で21万3千人以上が新たに甲状腺癌を罹患しており、約3万5千人が甲状腺癌で亡くなっている。
甲状腺癌のうち乳頭癌、濾胞癌、ヒュルトレ細胞癌および低分化癌は「分化型甲状腺癌」に分類され、すべての甲状腺癌のおよそ94%を占める。分化型甲状腺癌の多くは治療可能であるが、放射性ヨウ素治療抵抗性の局所進行又は転移性の分化型甲状腺癌は治療が比較的困難で、患者さんの生存率も低下すると言われている。

 

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