選択的直接作用型第Ⅹa 因子阻害剤であるイグザレルト錠(一般名:リバーロキサバン)について、深部静脈血栓症(DVT:deep vein thrombosis)と肺血栓塞栓症(PE:pulmonary thromboembolism)の治療および再発抑制に対する適応追加承認を取得したとプレスリリースで発表しました。
既存のPE・DVTの治療および再発抑制を目的とする抗凝固療法は、はじめに未分画ヘパリンなどの注射剤投与を行ったうえで、ワルファリンの継続投与を行う方法でした。
今回の承認によってイグザレルトは2剤に代わり治療初日から経口投与可能となり、身体的負担を軽減できることが期待されます。
イグザレルト(リバーロキサバン)の概要
※下線部追加
効能・効果
非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制
用法・用量
非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制
通常、成人にはリバーロキサバンとして15mgを1日1回食後に 経口投与する。なお、腎障害のある患者に対しては、腎機能の程度に応じて 10mg1日1回に減量する。
深部静脈血栓症及び肺血栓塞栓症の治療及び再発抑制
通常、成人には深部静脈血栓症又は肺血栓塞栓症発症後の初期3週間はリバーロキサバンとして15mg を1日2回食後に経口投与し、その後は15mgを1日1回食後に経口投与する。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます