厚生労働省の第一部会が開催され、AGA治療薬ザガーロカプセル0.1mg及び同カプセル0.5mg(一般名:デュタステリド)が了承されました。
ザガーロの作用機序は?
ジヒドロテストステロン(DHT)が薄毛・抜け毛の原因といわれています。ジヒドロテストステロン(DHT)はテストステロンから、5α-還元酵素によって分解され生成されます。
5α-還元酵素はⅠ型、Ⅱ型が存在し、既存のAGA治療薬であるプロペシア(フィナステリド)はⅠ型を阻害するのに対し、ザガーロ(デュタステリド)はⅠ型、Ⅱ型を共に阻害することでジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑え、抜け毛や薄毛を抑制します。
ザガーロはアボルブと同じ?
ザガーロの成分名である「デュタステリド」と聞いてピンときた薬剤師さんもいらっしゃると思いますが、実は前立腺肥大治療薬のアボルブとまったく同じ成分なのです。
美容外科などではプロペシアより効果が良いとアボルブがしばしば適応外で処方されております。正式に承認されるとザガーロが主流になりそうですね。
以前にアボルブの作用機序について書いた記事がありますのでこちらも参考にどうぞ。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます