リバロ(ピタバスタチンカルシウム水和物)が家族性高コレステロール血症(FH)における小児用法の適応を取得しました。
興和のプレスリリースによると、治療が必要な小児家族性高コレステロール血症患者数は約24,000人と言われています。
家族性高コレステロール血症(FH)とは?
FH=Familial Hypercholesterolemia
LDL受容体関連遺伝子の変異による遺伝性疾患。
高LDLコレステロール(LDL-C)血症、皮膚ならびに腱黄色腫、早発性冠動脈硬化症を主徴とします。
小児の家族性高コレステロール血症の診断基準は?
日本動脈化学会によると、
1.高コレステロール血症:未治療時のLDL-C値≧140 mg/dL
(総コレステロール値≧220 mg/dLの場合はLDL-C値を測定する。)
2.FHあるいは若年性冠動脈疾患の家族歴(2親等以内の血族)
小児の場合、腱黄色腫などの臨床症状に乏しいため診断には家族のFHについて診断することが重要であるとされています。
小児の用法・用量は?
【家族性高コレステロール血症】
通常、10 歳以上の小児にはピタバスタチンカル シウムとして 1 mg を 1 日 1 回経口投与する。 なお、症状により適宜増減し、LDL-コレステロール値 の低下が不十分な場合には増量できるが、最大投与量は 1 日 2 mg までとする。
※成人の家族性高コレステロール血症の治療は1~2 mg、最大4mg/日
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