メコバラミンの承認用量の 50 倍~100 倍量である高用量製剤(25mg、50mg)が筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬になる可能性がでてきた。
5月27日、エーザイはメコバラミンの高用量製剤について、日本において筋萎縮性側索硬化症(ALS)に関する新薬の承認申請を行った。
ALSは重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす進行性の難病で、呼吸筋の麻痺による呼吸不全が主たる死亡原因だ。人工呼吸器を装着しなければ発症後約 3~6 年以内に死に至る。
現在治療薬はサノフィ社のリルテック(一般名:リルゾール)のみであるが、メコバラミンの高用量がALSに効果があることが示唆されており、エーザイは臨床試験を重ねてきたとのことだ。
なおメコバラミンは光に不安定であることから、高用量投与可能な凍結乾燥注射剤を開発している。
※提出した申請パッケージでは不十分とのことで申請を取り下げたとのことです。(2016年3月22日追記)
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