β-ラクタマーゼ阻害剤配合ペニシリン系抗生物質製剤である「クラバモックス小児用配合ドライシロップ」(一般名:クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物)が「副鼻腔炎」の適応症の承認を取得したと発売元のGSKが発表した。
「クラバモックス」はクラブラン酸(β-ラクタマーゼ阻害剤)とグラム陽性球菌に強い抗菌活性を有するアモキシシリン(ペニシリン系抗生物質)を1:14の比率で配合した製剤である。
海外のガイドラインにおいて小児副鼻腔炎の治療薬としても紹介されており、日本国内においても臨床上のニーズも高く、今回の承認に至った。
製品名
「クラバモックス®小児用配合ドライシロップ」
一般名
クラブラン酸カリウム・アモキシシリン水和物
効能・効果
〈適応菌種〉
本剤に感性の肺炎球菌(ペニシリンG に対するMIC≦2μg/mL)、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、ブドウ球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、バクテロイデス属、プレボテラ属(プレボテラ・ビビアを除く)
〈適応症〉
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎(今回追加)
用法・用量
通常、小児には、クラバモックスとして1日量96.4mg(力価)/kg(クラブラン酸カリウムとして6.4mg(力価)/kg、アモキシシリン水和物として90mg(力価)/kg)を2回に分けて12時間ごとに食直前に経口投与する。
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