日本新薬はトラマドール塩酸塩の徐放性製剤である経口持続性鎮痛剤「ワントラム錠 100mg」(般名:トラマドール塩酸塩)について、2015年3月26日に厚生労働省より製造販売承認を取得したと発表しました。
ワントラム錠 100mgは、がん疼痛・慢性疼痛治療剤「トラマールカプセル25mg、50mg」、「トラマールOD錠25mg、50mg」の有効成分であるトラマドール塩酸塩に、放出制御技術を適用した1日1回投与の徐放性製剤。 即放性を持つ周辺部分と、徐放性を持つ中心部分の二重構造により、即効性と持続性を両立させた製剤です。
「トラマール」は1日4回製剤であることから、患者さんの服薬に対する身体的負担が課題となっていたが、1日1回製剤ということで、長時間に渡り疼痛コントロールが必要な患者さんにメリットのある薬剤になりそうです。
販売名
ワントラム錠 100mg
一般名
トラマドール塩酸塩
効能・効果
非オピオイド鎮痛剤で治療困難な下記における鎮痛
疼痛を伴う各種癌
慢性疼痛
用法・用量
通常、成人にはトラマドール塩酸塩として100~300mgを1日1回経口投与する。
なお、症状に応じて適宜増減する。ただし、1日400mgを超えないこととする。
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