レミッチ(ナルフラフィン)慢性肝疾患患者におけるそう痒症の効能・効果申請

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東レが製造販売承認を取得し、鳥居薬品株式会社が日本国内において販売中する血液透析患者用のそう痒症改善剤「レミッチ®カプセル2.5μg」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)について、国内における慢性肝疾患患者におけるそう痒症を適応症とした効能追加申請を2015年3月3日に行なった。

「レミッチ®カプセル2.5μg」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)は世界初の選択的オピオイドκ(カッパ)受容体作動薬であり、血液透析患者におけるそう痒症改善剤として、2009年3月より販売されている。抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などとは作用機序が異なるため、既存薬では効きにくい痒みに対しても有効性を示すものと期待される薬剤だ。

慢性肝疾患患者では、皮膚局所での炎症などを伴わない場合でも、全身の強い痒みが生じることが知られている。様々な因子が関与しているが、はっきりとした原因は判明していないという。この痒みは従来の薬では十分に抑えることができなかったため、有効な薬が望まれていた。

「レミッチ®カプセル2.5μg」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)製品情報
(2015年3月現在)

効能・効果
血液透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)

用法・用量
通常、成人には、ナルフラフィン塩酸塩として1日1回2.5μgを夕食後又は就寝前に経口投与する。なお、症状に応じて増量することができるが、1日1回5μgを限度とする。

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