ファイザー株式会社は2015年2月19日にプロペシアのジェネリック(GE)である、フィナステリド錠0.2mg「ファイザー」、フィナステリド錠1mg「ファイザー」の製造販売の承認を取得しました。
5α-還元酵素II型阻害剤であるプロペシアは国内では2005年12月にMSD株式会社から発売されており、保険の効かない自費診療として使用されてきました。
5α-還元酵素II型阻害剤(フィナステリド錠)の作用機序は?
AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成をおさえることで効果を発揮します。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから生成されます。DHTは毛乳頭細胞にある受容体に結合すると、毛髪に対して退行期および、休止期に移行させる信号が出されます。その結果、退行期の細い毛髪が増え、毛髪が成長する前に抜けてしまうため、薄毛となります。フィナステリド錠はテストステロンからジヒドロテストステロン(DHT)に分解する過程を阻害することで、DHTの生成をおさえ効果を発揮する薬剤であります。
自費診療ということで月間7000円近くの負担がかかるといった課題もありましたが、今回ファイザーからの発売ということでジェネリックを選択するケースが増えることが予想されます。
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