女性に降圧剤が処方された場合、特に確認しないといけないのが妊娠の有無です。 妊娠中の高血圧の基準は収縮期血圧が140mmHg、拡張期血圧が90mmHg以上とされており、通常は降圧剤での薬物治療は収縮期血圧が160mmHg、拡張期血圧が110mmHg以上になった時に開始することとなっています。 エナラプリル(商品名:レニベース)やイミダプリル(商品名:タナトリル)などのACE阻害薬や、ロサルタン…続きを読む
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少し前の話ですが、患者さんから「抗生物質がインフルエンザに効くってネットに書いてたけど本当?」と質問されたことがありました。 ほとんどの抗生剤の添付文書にある適応菌種をみると「インフルエンザ菌」の記載があります。おそらくインターネットの添付文書を見て「インフルエンザウイルス」に効果があると勘違いをされたのでしょう。 インフルエンザ菌とインフルエンザウイルスは全く異なるものですが、インフルエンザ菌…続きを読む
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爪白癬に効能・効果のある外用剤はクレナフィン爪外用液10%(成分名:エフィナコナゾール)とルコナック爪外用液5%(成分名:ルリコナゾール)があります。 従来の爪白癬の治療はイトラコナゾールやテルビナフィンといった内服薬でしたが、肝臓への負担がかかることや、特にイトラコナゾールは薬物相互作用があることから、これから高齢者を中心に外用剤の処方が増えてくることが予想されます。 クレナフィン爪外用液と…続きを読む
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月1回投与のビスホスホネート薬のボンビバ錠100mg(成分名:イバンドロン酸ナトリウム水和物)が2016年4月21日に発売されました。 ボンビバは静注タイプがすでに発売されており、ビスホスホネートの経口薬が飲み辛い方や、飲み忘れのある方にとって、ワンショットで治療が可能な静注が使用されております。 静注は薬局で処方されることはありませんでしたが、錠剤の発売に伴い薬局でも処方に触れる機会が増える…続きを読む
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チェーン展開をしている薬局で働く薬剤師さんや、アルバイトの掛け持ちをしている薬剤師さんなら都道府県をまたいで薬局薬剤師業務に従事されるケースもあるかと思います。 先日、友人の薬剤師からこのような相談を受けました。 知り合いの兵庫県の薬局経営者から 「急きょ薬剤師が退職することになったからヘルプで来てくれへんか?」 と依頼があったけど、保険薬剤師登録はどうすればいい? ちなみに友人は大阪府…続きを読む
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糖を尿中から排泄させる糖尿病治療薬「SGLT2阻害薬」。 作用機序は近尿細管に存在するSGLT2(ナトリウムグルコース共輸送体2)を選択的に阻害することで、腎臓でのグルコースの再吸収を抑え、尿からグルコースを排出させます。 尿中の糖濃度が高くなることから「尿路感染」が問題となったり、高齢者や利尿薬を併用される場合に「脱水症状」が問題となる薬剤です。 副作用は「頻尿」が最も多く報告されており、…続きを読む
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緊急避妊剤のノルレボ錠1.5mgがあすか製薬から発売されました。 これまでは0.75mgの規格だけしかなく、用法は「性交後 72 時間以内にレボノルゲストレルとして1.5mgを1回経口投与する」となっており、1回2錠服用する必要がありました。 1.5mgの規格を発売することで1回1錠でOKとなります。 1.5mgの発売に伴い、従来の0.75mgは在庫状況を見ながら販売中止とするそうです。 …続きを読む
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2016年4月13日に薬価収載された薬の一覧です。※薬価は2016年時点薬品名 ボンビバ錠100mg 成分 イバンドロン酸ナトリウム水和物メーカー 中外製薬効能・効果 骨粗鬆症薬価 1錠2790.00円(1日薬価:93.00円)特徴 ・月1回投与のビスホスホネート系経口薬(静注タイプもあり)薬品名 ルコナック爪外用液5% 成分 ルリコナゾールメーカー 佐藤製薬効能・効果 爪白癬薬価 5%1g997…続きを読む
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ハイリスク薬について服薬指導を行った時に算定できる特定薬剤管理指導加算の点数が、平成28年度の調剤報酬改定により4点から10点にアップしました。 厚生局による個別指導では点数が上がった項目は特に厳しく指導されることが予想されます。抗血栓薬については、今までのようにDO処方の患者さんに対して「出血傾向問題なし」だけの薬歴記載では算定ができない可能性もあるでしょう。 抗血栓薬について、薬剤別に特徴…続きを読む
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Q:処方期間がゴールデンウィークと重なる場合、向精神薬や新薬など14日制限の薬剤を長期投与できますか? A:できます。 投薬期間が1回14日を制限とされている内服薬・外用薬で「海外への渡航・年末・年始・連休」にかかる場合は特殊事情に該当し、30日までの処方が認められています。 連休とは5月のゴールデンウィークが対象となります。 その際には処方箋の備考欄と、レセ摘コメントに「GWの連休のため…続きを読む
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