薬局開業の際、どのメーカーのレセコン、薬歴にするかを悩まれる方は多いのではないでしょうか?
私は2021年の開業時に下記の2パターンでお話を伺いました。
1
レセコン(サキレセ:グッドサイクルシステム)+薬歴(GooCo:グッドサイクルシステム)
2
レセコン(ファーネス:ウィーメックス)+薬歴(Musubi:カケハシ)
・1の方が導入費用が約100万円安い
・薬歴とレセコンが同じ会社の方が連動がスムーズだろう
と考え「1」を選択しました。
サキレセはオンプレのレセコンだけあってサクサク動き、まったく不自由がありませんでした。
しかし、あるアップデートを境に、
・算定がうまくできない
・プリンタと連動できない
・点数がずれる
などの不具合が頻発するようになったのです。
まるで穴があくのではないかと思うくらい調剤録と睨めっこをし、点数が間違っていないか、必要以上に神経を使う日々が続きました。
プリンターとの連動ができない時は、何度も患者様に謝罪をし、手書き薬袋で乗りきったりと、手に汗を握る日々が続きました。
2024年の調剤報酬改定を機に、サキレセが運営終了となり、親会社(EM社)のMAPS(クラウドレセコン)へ無償で切り替えとなりました。
クラウドレセコンのメリットは、
・導入費用が安い
・インターネットにつながればどこでもレセコンを開ける
・保守費用も安いケースが多い
・手動でのアップデートが不要な場合多い
でしょう。
クラウドレセコンのデメリットは、
・ネットワーク障害時にレセコンが使えなくなる
・オンプレに比べ速度が落ちる可能性がある
でしょうか。
MAPsを導入して、画面がフリーズしたり、速度の低下に悩まされることが何度もありました。
また、MAPs側のサーバー障害でクラウドレセコンにアクセスできなることがありました。
患者さんが待合室で溢れかえっている中、レセコンにアクセスができなくなった時は、
まさに心臓が止まるような思いでしたが、手書き薬袋で対応し、領収証は後日お渡し対応でなんとか乗り切ることができました。
自店舗でネットワーク障害になった時のために、インターネット回線を2つ用意していましたが、レセコン側のサーバー障害の場合はどうしようもありません。
2度目はさすがにないだろうと思っていましたが、同じことは3度続くものです。
3度目のサーバー障害で、さすがにMAPsからレセコン切り替えを決意し、オンプレレセコンのファーネス(WEMEX社 旧メディコム)を採用することとなりました。
導入費用は300万円超え、電子処方箋関連の補助金もMAPSで使ったため使用できず、大きな出費となりました。
ファーネス(オンプレレセコン)+GooCo(クラウド薬歴)の組み合わせとなり、
それぞれ違う会社のため、以前と比べ保守料はレセコン・薬歴を合わせて2倍以上になっています。
しかし、ファーネスに切り替えて、入力スピードは3分の2以下に短縮され、何より絶対に止まらない安心感があることは、費用をかける価値が十分にあると感じています。(MAPsは現在はBCPモードといって、ネット障害時でも使用ができるようになっているようです。)
レセコンを選ぶ際は、導入費や保守料も大切かもしれませんが「業務を止めないこと」を最優先にすることをお勧めします。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。
お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。
コメント欄ご利用についてのお願い
※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます