【女性の味方になれる薬剤師シリーズ】 女性がん罹患率1位 乳がんについて考える

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

日本では年約5万6千人の女性が新たに乳がんに罹患しており、年1万2千人の女性が乳がんで命を奪われています。(がんの統計2012年より)
乳がん急増の原因は、食生活の欧米化とともに、結婚しない女性、高齢初産、および出産しても十分に母乳を与えない女性の増加などがあると言われています。 がん治療における重要なことは当たり前ですが

「早期発見・早期治療」

になります。

早期発見の乳がんは、5年生存率でみてもほぼ100%に近い値を示します。
その為、早期発見を啓蒙する事が薬局薬剤師にも求められるように思います。

早期発見対策としては、成人女性には月に1回セルフチェックをすることを推奨されています。(乳房の変化、しこりのチェック)
また、40歳を超えるとと定期的なマンモグラフィー検査が推奨されます。

マンモグラフィ 検診率

上記のグラフのように先進国の中でも日本は圧倒的にマンモグラフィ検診の受診率が低い傾向にあります。

乳がん罹患率としては日本よりはるかに高いイギリスやアメリカなどは、死亡率は年々低下しています。
それはこのグラフの通り、イギリスやアメリカの高いマンモグラフィ検診の受診率が影響していると考えられます。

服薬指導の一環として、乳がん検診の大切さも啓蒙していくのも、女性患者さんの味方になれる第一歩となるでしょう

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

30歳で製薬会社のMRを辞め、2015年4月より念願の経営者として薬局運営を始める。
薬局経営とともに、『MRファーマシスト』(MR経験を持つ薬剤師を意味する)を提唱しWEBサイトやSNSを駆使したゲンバ目線の情報発信は注目を集め【ミクス】・【デキル管理薬剤師ラボ】で連載も持つ。
2016年からは本気で薬局を開局したい人を対象に『独立開局成功塾』を東京・大阪の2拠点で開催しており、夢を持つ若手薬剤師に独自の経営ノウハウを惜しみなく提供している。

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