薬剤師の皆さん、ディオバンってどうなの??って聞かれませんか・・?(ARB基本編)

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

最近、メディアで話題があがっているこの薬。服用している患者さんはもちろん、そうでない方でも不安に思っていることがあるのではないでしょうか? 薬剤師としてどのような対応していますか? 患者さんの不安を少しでも取り払ってあげるのも、薬のプロの薬剤師の指名ではないでしょうか?? その前に、理論武装としてARBについて少しまとめてみたいと思います。

図1 現在国内で発売中のARB 

  ARBリスト

現在、発売になっているARBは古くはニューロタンから最新のアジルバまで7種類です。(図1参照)

図2 主要降圧薬の積極的適応について

  ARB適応

※1 少量から開始し、注意深く漸増する。    
※2 非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬

※3 冠攣縮性狭心症には注意          
※4 ループ利尿薬

※5 メタボリックシンドローム         
※6 ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬

出所 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」  

「高血圧治療ガイドライン2009」を見てもARBは、脳,心,腎,の臓器合併症や糖尿病などを有する症例で第一選択薬として用いられる可能性が高い薬剤と考えられます。 薬剤師としての対応は、ディオバンの服用に不安を感じている患者さんに対して、 先ずはARBは臨床上、服用意義の高い薬剤であることは変わらない事をお伝えして理解いただくことが必要でしょう。 次回は患者さんがよく気にされる、副作用、忍容性について考えてみたいと思います。

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

30歳で製薬会社のMRを辞め、2015年4月より念願の経営者として薬局運営を始める。
薬局経営とともに、『MRファーマシスト』(MR経験を持つ薬剤師を意味する)を提唱しWEBサイトやSNSを駆使したゲンバ目線の情報発信は注目を集め【ミクス】・【デキル管理薬剤師ラボ】で連載も持つ。
2016年からは本気で薬局を開局したい人を対象に『独立開局成功塾』を東京・大阪の2拠点で開催しており、夢を持つ若手薬剤師に独自の経営ノウハウを惜しみなく提供している。

記事作成のサイトポリシーについてはコチラ

この投稿者の最近の記事

「加納裕介」のすべての投稿記事を見る>>

コメント欄ご利用についてのお願い

  • 薬剤師、薬学生、調剤事務、医師、看護師といった医療に携わる方が使用できるコメント欄となります。
  • 「薬剤師の集合知」となるサイトを目指していますので、補足・不備などございましたらお気軽に記入いただけると幸いです。
  • コメントの公開は運営者の承認制となっており「他のユーザーにとって有益な情報となる」と判断した場合にのみ行われます。
  • 記事に対する質問は内容によってお答えできないケースがございます。
  • 一般消費者からの薬学、医学に関する相談や質問は受けつけておりません。

CAPTCHA


※コメントはサイト管理者の承認後に公開されます

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」のFacebookページに「いいね!」をすると、薬剤師が現場で活躍するために役立つ情報を受け取ることができます。ぜひ「いいね!」をよろしくお願いします。

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る