こんにちは。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。
新卒薬剤師の国家試験の合格率の低迷から、転職サイトの広告などで年収700万円オーバーの求人を見かける機会が増えてきました。
一般的に年収700万円といえば、中~大企業の課長クラスで部下は40人くらいといった立場ではないでしょうか。
私自身が薬局の経営者や採用担当者の方々からヒアリングした経験を基に、年収700万円に求められる調剤薬局薬剤師の条件について考えてみました。
調剤、在宅などのオペレーション面に加えて、+αどのようなスキルが必要なのかという事をまとめていきたいと思います。(中小薬局の管理薬剤師レベルで想定しています)
経営の三大資源である、ヒト・モノ・おカネの中で調剤薬局においてはヒト(薬剤師、事務)の採用、教育が特に重要であると思います。
会社の方針をしっかりと理解し、採用・教育にもコミットする事が求められます。
年収700万となればただ受け身で仕事をすればよいのではありません。
近隣医療機関との関係を良好に保つためにもコミュニケーションを積極的にとっていく必要があります。
勉強会などにも積極的に参加し地域の医療従事者の方との繋がりを深め、薬局としての信頼関係を構築していく必要があります。
医療人としてのマインドを持って、臨時処方があったり、スタッフの病欠などイレギュラーな時に、率先して対応する事も求められます。
毎月の損益計算書を読めて、開設者に適切なアドバイスができたり、人の配置は問題ないか、薬の購入量、廃棄などのロスは問題ないか?このまま薬局を運営していけるのか?判断できる能力が必要となります。
利益を求め、効率ばかり追求すると、温かみのない画一的な医療になってしまいます。
また管理者が医療サービスだけに偏って目がいくと継続して医療を提供していく事が難しくなります。
良い医療を継続して提供するためにも、医療としての視点と、事業運営としての視点のバランスがとれる事も求められるように思います。(これは非常にレベルの高いスキルです!!)
薬局経営者の方々とお話した中で、特に印象に残った4項目をまとめてみました。 こう並べると、理想はかなり高いですね!
経営者の本音としては、求めるレベルは高いようです。
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