「インフルエンザの予防接種の効果はいつからでてくるの?」
「予防接種の効果はいつまであるの?」
インフルエンザのシーズンになると薬局でもこのような質問を受けることがあるのではないでしょうか?
インフルエンザの予防接種について、効果を発揮する期間、
また接種するタイミングについて考えてみたいと思います。
厚生労働省のガイドラインを見ると
ワクチンが十分な効果を維持する期間は接種後約2週間後から約5ヶ月とされており、これらの理由によりワクチン接種は毎年、該当シーズン用(次期冬季用)のワクチンを、流行が予想される時期とワクチンの有効期間が一致するように行う必要がある。したがって、インフルエンザの予防接種は、過去の発生状況から考えて、一般的に10月下旬より12月中旬頃に行われるのが望ましい。
引用元 厚生労働省インフルエンザ予防接種ガイドライン
とあります。
インフルエンザワクチンの添付文書をみてみると、2回接種の場合、
「接種後3カ月で有効予防水準が78.8%であるが、5カ月では50.8%と減少する。」
と記載されています。
つまり、流行したウイルスと予測されたワクチンに含まれる型が一致する場合、
ワクチン接種後3ヶ月は8割程度の高い予防効果を発揮しますが、5ヶ月後には有効予防水準が半分近く低下する可能性があります。
以上を考慮して、接種タイミングを計画するのがよいでしょう。
参考
ビケンHA 添付文書
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