全国の現役薬剤師が発信する泌尿器の薬情報(前立腺肥大・過活動膀胱)
前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2019年1月に発売されたのがアパルタミド(商品名:アーリーダ)です。 アパルタミド(商品名:アーリーダ)の作用機序や調剤時、服薬指導でのポイント…続きを読む
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前立腺がんの増殖には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与していることから、前立腺癌治療にはアンドロゲンの合成を抑えたり、アンドロゲンの働きを抑える抗アンドロゲン薬が使用されるケースがあります。 「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)」として2020年1月に効能・効果を取得したのが、ダロルタミド(商品名:ニュベクオ)です。 エンザルタミド(商品名:イクスタンジ)、アパルタミド(商品名:…続きを読む
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過活動膀胱(OAB:Overactive Bladder)における尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁に処方されるのが選択的β3アドレナリン受容体作動薬です。 下記の2成分が存在します。 ミラベグロン 商品名:ベタニス 2011年発売 ビベグロン 商品名:ベオーバ 2018年発売 この記事ではビベグロン(商品名:ベオーバ)の作用機序や、抗コリン薬との違い、服薬指導のポイントについて解説…続きを読む
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こんにちは。 メディカルライターのリナです。 ここ数年、夜尿症のお子さんの処方を見かけるケースが多くなりました。 しっかりとしたデータはないようですが、「スマートフォンやゲームによる影響」が指摘され始めているようです。 その数は意外と多く、5〜6歳で約15%、小学校低学年で約8%、小学校高学年で5%とされおり、小学校高学年であれば、クラスに2〜4人はいる計算になります。…続きを読む
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「前立腺肥大症による排尿障害」に処方されるのがアドレナリンα1受容体遮断薬です。 α1受容体遮断薬について特徴や作用機序、違い、服薬指導での注意点についてまとめました。 日々の薬剤師業務に少しでもプラスになる記事になれば幸いです。 α1受容体遮断薬一覧 一般名 商品名 特徴 ウラピジン エブランチル 1日2回 降圧剤として適応もあり 神経因性膀胱に伴う排尿障害…続きを読む
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過活動膀胱に処方されるアドレナリンβ3受容体作動薬がベタニス(一般名:ミラベグロン)です。 過活動膀胱の治療薬は抗コリン薬が第一選択薬となっていますが、抗コリン薬は「口渇」や「便秘」などの副作用が問題となるケースもあります。 薬局でも「口が渇く・・・」といった相談を受ける機会もあるのではないでしょうか。 従来の抗コリン薬とは異なる作用機序で効果を発揮するベタニスについて、作用機序や抗コリン薬…続きを読む
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「尿が我慢できない・・・」 「トイレに行くまでに尿を漏らしてしまう・・・」 「夜中のトイレの回数が増えた・・・」 薬局でこのような相談を受けることはないでしょうか? また最近では製薬メーカーが「過活動膀胱」のCMを流していることから、患者さんからも過活動膀胱について相談を受ける機会があるかと思います。 過活動膀胱の第一選択薬である抗コリン薬について特徴や服薬指導の注意点についてまとめまし…続きを読む
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勃起改善薬のシアリスとして販売されている「タダラフィル」ですが、日本新薬より前立腺肥大症に伴う排尿障害の適応で「ザルティア錠」として発売されます。 なぜ、勃起改善薬のタダラフィルが、前立腺肥大症に伴う排尿障害に効果があるのでしょうか? まず、タダラフィルの作用機序(メカニズム)を考えてみましょう。 ザルティア(タダラフィル)の作用機序・作用部位 ヒト尿道・前立腺・膀胱頸部平滑筋には、多くの…続きを読む
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タダラフィル(シアリス)はED治療薬、原発性肺高血圧症治療薬に続き、前立腺肥大症(BPH)に伴う排尿障害の適応として2013年3月に日本新薬が申請しています。 (2014年1月現在申請中)すでに米国では2011年10月に前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬としてFDA(アメリカ食品医薬品機構)に承認されているのです。 ではなぜ、ED治療薬のシアリスが前立腺肥大症の排尿障害を改善するのでしょうか?前…続きを読む
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患者 山下さま(仮名) 68歳 男性 【処方】 アボルブカプセル0.5mg 1cap 1日1回 朝食後 (3ヶ月継続処方) 併用薬 なし 薬剤師 :山下さん、お待たせいたしました。 山下さん:おぉ、にいちゃんひさしぶりやな!! 薬剤師 :山下さん、なんだか嬉しそうですね!!何かいいことありましたか? 山下さん:ようわかったなぁ、にいちゃん!! *****実は昨日から娘家族が里帰…続きを読む
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