【吸入指導】レルベアエリプタで起きてしまいそうなこと!注意点は?

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

吸入ステロイド薬(ICS)/長時間作用型β2刺激薬(LABA)の合剤としてGSKより「レルベア エリプタ」が発売になっています。

レルベアの特徴は既存のアドエアより抗炎症作用が強力で、1日1回の吸入で済むということです。

そして、もう一つの特徴としては、エリプタという、新しい吸入デバイスでしょう!!

デモ機を使ってみても非常に簡便で、よりアドヒアランスの向上が期待できます。

この簡便さの中に一つの落とし穴があるので要注意です。

日頃の患者さまを思い起こしてほしいのですが、ディスカスやタービュヘイラーの吸入方法を説明しているときに、必要以上に、カチカチセットしようとする方いませんか??

吸った感じがしないと、必要以上にカチカチセットして、残薬カウンターだけ進んでしまっている方いませんか??

このエリプタは、カバーを開けるだけで、カチっと薬をセットできる簡便さが特徴ですが、その反面、吸入せずにもう一度カバーを開けてカチッとすると、1回分の薬をロスしてしまうのです・・・

レルベア エリプタ 使用方法

これが理解不足で、何回もカチカチしたら・・・
そうでなくても保管中に、子供が楽しんでカチカチしたら・・・

すべてがロスになり、クレームの元になりかねません!!

簡便な吸入薬でも薬剤師のしっかりとした吸入指導が必要なのは言うまでもありません。

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

30歳で製薬会社のMRを辞め、2015年4月より念願の経営者として薬局運営を始める。
薬局経営とともに、『MRファーマシスト』(MR経験を持つ薬剤師を意味する)を提唱しWEBサイトやSNSを駆使したゲンバ目線の情報発信は注目を集め【ミクス】・【デキル管理薬剤師ラボ】で連載も持つ。
2016年からは本気で薬局を開局したい人を対象に『独立開局成功塾』を東京・大阪の2拠点で開催しており、夢を持つ若手薬剤師に独自の経営ノウハウを惜しみなく提供している。

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