病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修するビスホスホネート、活性型ビタミンD3製剤、SERM、抗RANKL抗体薬
70代 女性 週1回のアレンドロン酸ナトリウム35mgを間違えて毎日飲んでしまった 私が服薬指導した患者様で実際にあったケースをご紹介します。 週1回のビスホスホネート製剤を連日服用してしまったと来局されました。 以前もアレンドロン酸ナトリウム35mgを服用されており、 旦那様の介護の関係でしばらく受診ができず、数ヶ月ぶりに再開となりました。 服薬指導の際は、毎週土曜日の起床時に服用す…続きを読む
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起床時に服用する骨粗鬆症の薬を飲んでると抜歯できないと聞いたことがあるのですが、どれくらい休薬しないといけませんか? ビスホスホネート製剤を服用中の方から抜歯時の休薬について相談を受けるケースは薬局でもあるかと思います。 これは、顎骨壊死(読み方:がっこつえし)を予防するためです。 顎骨壊死とは、あごの骨が炎症を起こして壊死するもので、ビスホスホネート製剤を服用中に抜歯などの侵襲的歯科治療に…続きを読む
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私の勤務している薬局の門前にある婦人科クリニックからは、 ビタミンD製剤の処方が多くきます。 女性ホルモンの低下とともに骨密度の減少がみられるためです。 先日、エディロール0.75μg(一般名:エルデカルシトール)を服用中の患者さんが来局され、処方が0.5μgに変更になっていたので理由を確認したところ、 血中のカルシウムの値が上がりすぎちゃったみたいです。 とのことでした。 患者さんと…続きを読む
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こんにちは。 メディカルライターの今井です。 骨粗鬆症治療薬について、服薬管理をしている施設職員の方から相談があったのでその症例をご紹介します。 2週間に1回、門前クリニックから訪問診療をされているグループホーム在住の90代女性。 先日、骨粗鬆症治療のため、ボノテオ錠50mg(一般名:ミノドロン酸水和物)を4週に1回投与開始しました。 数日後、施設職員から電話があり 施設職員 多めの…続きを読む
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6ヶ月に1回で効果を発揮する骨粗鬆症治療薬にRANKL(読み方:ランクル)阻害剤があります。 RANKL阻害剤は破骨細胞の形成を抑えることで骨粗鬆症を改善します。 半年に1回でOKなこと、ガイドラインでの評価が高いことから、BP製剤で頭打ちになっている患者さんへの選択肢として注目の高い薬剤です。 RANKL阻害薬について作用機序、有効性についてまとめてみました。 RANKL(ランクル)とは…続きを読む
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ヒト副甲状腺ホルモン(PTH)の活性部分である34個のアミノ酸を抜き出したものをテリパラチドといいます。 テリパラチドは骨折リスクの高い骨粗鬆症に処方される注射薬です。 テリパラチドには遺伝子組換えと、化学合成の薬剤が存在します。 遺伝子組み換えはフォルテオ皮下注キット600μg、 化学合成はテリボン皮下注用56.5μg、テリボン皮下注用オートインジェクター28.2μgが販売されています。…続きを読む
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閉経後骨粗鬆症の治療に処方される薬剤がSERM、読み方は「サーム」です。 SERMの一覧、作用機序、服薬指導のポイントについてまとめてみました。 SERM一覧 一般名 商品名 ラロキシフェン エビスタ錠60mg バゼドキシフェン ビビアント錠20mg SERMとは? SERMは選択的エストロゲン受容体モジュレーター(Selective Estrogen Recepto…続きを読む
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骨粗鬆症治療薬に使用される薬に活性型ビタミンD3製剤があります。 現在、活性型ビタミンD3製剤の内服薬では下記の3成分が上市されています。 カルシトリオール アルファカルシドール エルデカルシトール それぞれの規格、作用機序、有効性についてまとめてみました。 活性型ビタミンD3製剤一覧 活性型ビタミンD3製剤の内服薬の規格一覧です。 一般名 商品名 メーカー カルシトリ…続きを読む
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骨粗鬆症に適応のあるビスホスホネート製剤は下記の6成分の商品が存在します。 第一世代 エチドロン酸(商品名:ダイドロネル) 第二世代 アレンドロン酸(商品名:ボナロン、フォサマック) イバンドロン酸(商品名:ボンビバ) 第三世代 リセドロン酸(商品名:アクトネル、ベネット) ミノドロン酸(商品名:ボノテオ、リカルボン) ゾレドロン酸(商品名:リクラスト) それぞれの薬剤に…続きを読む
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月1回投与のビスホスホネート薬のボンビバ錠100mg(成分名:イバンドロン酸ナトリウム水和物)が2016年4月21日に発売されました。 ボンビバは静注タイプがすでに発売されており、ビスホスホネートの経口薬が飲み辛い方や、飲み忘れのある方にとって、ワンショットで治療が可能な静注が使用されております。 静注は薬局で処方されることはありませんでしたが、錠剤の発売に伴い薬局でも処方に触れる機会が増える…続きを読む
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