ノルスパンテープの処方箋を受け付けた時の対応は?

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

非オピオイド鎮静剤のノルスパンテープは下記のような承認条件があります。

変形性関節症及び腰痛症に伴う慢性疼痛の診断、治療に精通した医師によってのみ処方・使用されるとともに、本剤のリスク等についても十分に管理・説明できる医師・医療機関・管理薬剤師のいる薬局のもとでのみ用いられ、それらの薬局において調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤がなされるよう製造販売にあたって必要な措置を講じること。

そのため、初めてノルスパンテープの処方箋を受け付けた時、まず処方元のドクターが久光製薬の実施しているeラーニングを受講済かどうか確認する必要があります。病院に直接問合せするか、ノルスパンテープ適正使用推進WEBサイト上でも受講状況を確認する事ができます。(WEB上で受講状況を確認するには登録手続きをしなければいけません)

受講済の場合は、そのまま対応が可能ですが、受講されていない医師の場合は、ノルスパンテープ流通管理窓口に連絡しなければいけません。 初めてノルスパンテープを発注する場合、薬局の登録が必要となります。

担当のMRさんが登録用紙を持ってきてくれますので、書面にて薬局の住所、名称、管理薬剤師の名称を記入して薬局登録が完了次第、ノルスパンテープの発注が可能となります。

また6カ月間発注がない場合、登録は取り消されますので注意しましょう。

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

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