モーラスパップXRの特徴?モーラステープとの違い

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伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

こんにちは。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。

久光製薬よりモーラスパップXR120mgが発売されました。

僕自身が薬剤師目線で気になった点をシンプルにまとめてみました。

※2017年2月7日、モーラスパップXR240mgが発売されました。

XRの意味は?

eXtended Releaseの略で「徐放性」の意味。

モーラスパップXRの特徴は?

  • 皮膚表面温度の低下作用がモーラステープに比べ強い(水分を多く含むため)
    (久光製薬によると貼付10分後の貼付部位の最低表面温度はパップXR120mgが30.5℃、テープLが32.8℃であった。)
  • パップにない「関節リウマチにおける関節局所の鎮痛 」に適応がある。(適応はテープと同じ)
  • 1日1回でOK
  • モーラスパップXR120mgの薬価はモーラステープLと同じ
  • 濃度はモーラステープと同じ
  • 今までテープで剥がしにくかった人には向いている(毛深い方には向いているかも)
  • モーラステープとかぶれの副作用については、比較データはないとのこと(久光製薬さんより)

新薬の処方制限はある?

剤形追加のため、新薬の処方制限は受けません。

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1日1回タイプ「モーラスパップ XR」製造販売取得

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伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

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