【緑内障治療薬】まつ毛が長くなるお薬ってあるんですか??~女性の味方になれる薬剤師シリー

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

まつ毛が長くなる・・・

と聞いて、薬剤師ならば、緑内障患者が浮かぶと思います。
プロスタグランジン系の点眼薬を使っている方は、副作用によりまつ毛が太く長くなってしまいます。

の副作用に着眼して、美容外科や海外ではまつ毛の育毛剤として販売されています。

性の中では、芸能人や雑誌で多く取りあげられており有名のようですが、男性の中では知らない方もいるのではないでしょうか??

「まつ毛 伸びる」のように、検索をかけるとたくさんの情報が得られます。

商品名は「ラティース」、「ルミガン」、「ケアプロスト」一般名はビマトプロストです。
日本では処方せん医薬品として「ルミガン点眼液0.03%」が緑内障治療薬として販売されています。

ルミガン まつげ

日本では、個人で海外から購入することや、美容外科でも手軽に手に入るようになっているようです。

薬剤師としては自己責任の下での使用を注意喚起するとともに、リスクを伝えることも必要でしょう。

使用法は、毎日まつ毛に塗布していくようですが、プロスタグランジン製剤なので

・目に入ると、「眼圧が下がる、充血する、かゆみが起きる」
・皮膚に接触すると、「黒ずみができる」可能性がある

といったリスクが考えられます。

インターネットを使えば、簡単に個人で薬を手に入れることができる時代になっています。

少しでも薬害を減らすためにも、正しい知識を伝えていくことが地域に生きる薬剤師の大きな役割ではないでしょうか?

この記事を書いた人

加納裕介(かのうゆうすけ)

株式会社ケイファーマ 代表取締役
MRファーマシスト 運営代表
薬剤師

30歳で製薬会社のMRを辞め、2015年4月より念願の経営者として薬局運営を始める。
薬局経営とともに、『MRファーマシスト』(MR経験を持つ薬剤師を意味する)を提唱しWEBサイトやSNSを駆使したゲンバ目線の情報発信は注目を集め【ミクス】・【デキル管理薬剤師ラボ】で連載も持つ。
2016年からは本気で薬局を開局したい人を対象に『独立開局成功塾』を東京・大阪の2拠点で開催しており、夢を持つ若手薬剤師に独自の経営ノウハウを惜しみなく提供している。

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