高血圧症治療薬であるミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)は下記の3成分が存在します。
Naの再吸収とKの排泄を抑えることからカリウム保持性利尿剤ともいわれます。
アルダクトンA、セララについては高血圧症だけでなく心不全にも適応があります。
降圧目的だけでなく、サイアザイド系利尿剤などの低カリウム血症防止や、心臓や腎臓などの臓器保護などを期待して処方される傾向があります。
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)はレニン・アンデオテンシン・アルドステロン系の最終産物であるアルドステロンの働きを抑えることで降圧効果を示します。
【通常 アルドステロンの働き】
【アルドステロンの作用が過剰になった場合】
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)はアルドステロンがMRに結合するのを阻害し、アルドステロンの作用を抑え降圧作用を示します。
またミネラルコルチコイド受容体は尿細管だけでなく心臓や血管にも存在しており、アルドステロンの作用が過剰となると腎臓や心臓、血管の組織障害が促進されてしまいます。
スピロノラクトンは性ホルモンと同じステロイド骨格を持っていることから女性型乳房などの抗男性ホルモン作用を示してしまうことがあります。
一方で、エプレレノン、エサキセレノンはステロイド骨格を持たず、性ホルモンの副作用が少ないのが特徴です。
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