日本の小児2型糖尿病患者数は、約1,000人と推計されています。 発症のピークは10~14歳であるといわれており、小児・成長期に発症した2型糖尿病患者が30~40歳代で重症合併症を併発しやすいことが大きな問題となっています。 今まで、日本国内における経口血糖降下剤の小児適応は、従来スルホニルウレア剤(SU剤)のグリメピリドのみに限定されていましたが、2014年8月に大日本住友製薬の「メトグルコ」が小児の適応も取得しました。
メトホルミン製剤は、2000年に米国、2004年に欧州において10歳以上の小児患者への適応が承認されており、現在、欧米を含む50ヵ国以上で小児患者への適応が承認されています。
小児の用法・用量は??
通常、10歳以上の小児にはメトホルミン塩酸塩として1日500mgより開始し、1日2~3回に分割して食直前又は食後に経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、通常1日500~1,500mgとする。なお、患者の状態により適宜増減するが、1日最高投与量は2,000mgまでとする。
頻度は極めて低いと思いますが、今後小児へのメトグルコの処方を見るケースもでてくるかもしれません。 「メトホルミン=小児も使用OK」 と頭の片隅に入れておきましょう!!
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