糖尿病の合併症は酸化ストレスが原因・薬局でのアドバイスについて

こんにちは。

メディカルライターのZENです。

糖尿病の合併症に陥る原因の一つが酸化ストレスであることをお話したいと思います。

酸化ストレスとはどういうものか?
また薬局にて、糖尿病患者さんが酸化ストレスを防ぐための確認事項や指導内容について解説していきます。

酸化ストレスとは?

人間は金属と同様に徐々に体の中でサビ(錆)がでます。

体内には錆を打ち消す抗酸化物質があり、サビをきれいに取り除いてくれるので病気にならないようにできています。
このバランスが崩れて体のサビがたまっていくことを酸化ストレスといいます。

糖尿病の患者はこのサビが引き金になって血管障害が起こり長期間続くと合併症が引きおこる可能性が高くなります。

酸化ストレスがたまるとどんな病気になりやすくなるでしょうか?

糖尿病の合併症、動脈硬化、老化、癌、アルツハイマー等です。
やはり血管に障害が起きるとそれに派生した病気が出るように思われます。

糖尿病の酸化ストレスの原因と対策

糖尿病では食後の高血糖と平均血糖の差が大きな酸化ストレスになり、長期間続くと合併症がおこりやすくなるといわれています。

では、どうすれば酸化ストレスを軽減できるのでしょうか?

酸化ストレスを軽減する対策としては、食後の高血糖を抑え平均血糖との変動を少なくすることです。

食後の高血糖が起きないようにする

平均血糖との差がなくなる

酸化ストレス軽減

また、食後血糖と平均血糖の差を小さくすることで、インスリンの基礎分泌で血糖コントロールができインスリンの追加分泌を少なくできるのでβ細胞を休ませることができます。

糖尿病合併症の患者が減らない理由

糖尿病は、

  • 成人の失明の原因:第2位
  • 血液透析が必要な原因:第1位

といった報告があります。

糖尿病での死亡率・患者数は数年前から比べると減少していますが、合併症の患者数は増加しているという矛盾がおきています。

それは、なぜでしょうか?

1日の血糖値の変動が大きいことが要因の一つのようです。

現状の血液検査だと

  • 随時血糖値=その時の血糖の値
  • HbA1c=過去約2カ月以内の血糖状態の値

が良く使用されます。

ただこの項目は体の血糖状態を把握できますが血糖値の変動を把握することはできません。

血糖値の変動をなくすことが合併症の予防になり体の酸化ストレスの軽減につながります。

血糖の変動にも注目していかないと合併症の患者は減っていかないと思います。

薬局での指導に役立つこと

酸化ストレスを減らすことで、糖尿病の合併症を予防していく必要があります。

そのために薬局薬剤師ができることについてピックアップします。

  • 血糖値やHbA1cだけ見るのではなく血糖値変動にも注目させること。
  • 血糖値変動は、糖質を摂取しすぎると大きくなるので糖質の量に注意する。
  • 血糖値変動大きい=酸化ストレス↑=合併症の可能性が高まる。

これらを注意することで酸化ストレスを軽減でき合併症の予防に繋がると考えられます。

ぜひ薬局の現場でも血糖値の変動に着目してみてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人

ZEN

ZEN

管理薬剤師(調剤薬局)

金沢の大学を卒業後、調剤薬局・ドラッグストアで勤務。趣味はドライブ。
メンタル分野に興味がありメンタルヘルスカウンセラーの資格を取得。
腎臓病を罹患中。患者に近い立場で薬剤師しています。
「言葉で患者を癒したい」をモットーに会話術のできる薬剤師を目指し奮闘中!

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