SGLT2阻害薬が多数発売される中、日本で一番最初に上市されたスーグラ錠。
メーカーからの市販直後調査から、服薬指導の際の注意点をまとめてみました。
スルホニルウレア剤、速効型インスリン分泌促進剤、インスリン製剤との併用で低血糖が報告されています。メーカーとしてはこれらの薬剤を併用する場合、これらの薬剤の減量を検討する事と注意喚起をしています。
有害事象として脱水・口の渇きが報告されています。多尿、頻尿を来し、脱水症状を起こすおそれがあるため、患者さんの様子を十分に観察し、口渇、脱水、血圧低下等の異常が認められた場合、休薬や補液等の処置が必要になります。夏場は、発汗により水分を失いやすくなりますので、特に注意が必要です。通常より多めに水分を摂取するよう注意喚起しましょう。
アステラス製薬が発表した市販直後調査にて最も多く報告されているのが、薬疹・発疹などの皮膚関連症状です。発疹、粘膜異常などが認められた場合は直ちに投与を中止する必要があります。
スーグラがSGLT2阻害薬の中で先駆けて発売されたため、他のSGLT2阻害薬より多くの有害事象が報告されていますが、他のSGLT2阻害薬でも同様に起こりうる事象なので注意喚起が必要です。
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