DPP4阻害薬の次に上市された糖尿病治療薬がSGLT2阻害薬です。
SGLT2阻害薬は糖(グルコース)を尿から排出させる作用機序の薬です。
SGLTとは何なのか?
SGLT2ってあるけど、他に数字があるのか?
SGLTとサブタイプについてまとめてみました。
SGLTとは
Sodium-dependent GLucose Transporter
(ナトリウム依存性グルコース共輸送体)
の頭文字をとったものです。
SGLTは、生体内のグルコース取り込み機構の一種で、細胞内外のナトリウム濃度差を駆動力として、グルコースを細胞内に取り込む働きをしています。
SGLTは主にSGLT1・SGLT2・SGLT3の3つのサブタイプに分けられます。
消化器、心臓、肺、肝臓や腎臓の近位尿細管に発現するSGLT1、
主に腎臓の近位尿細管に発現するSGLT2、
および悪性腫瘍や小腸の神経細胞に発現するSGLT3の存在が確認されています。
特にSGLT2が、近位尿細管における原尿中のグルコースの再吸収の主役であること分かっており、SGLT2を阻害してグルコースの再吸収を阻害し、尿中に糖を排出することで血液中のグルコース濃度の低下が期待されるのです。
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