週1回で服用タイプのDPP4阻害薬、トレラグリプチンコハク酸塩(商品名:ザファテック錠)が武田薬品より発売されました。
ジペプチジルペプチダーゼ(dipeptidyl peptidase)-4の略語のこと。
インスリンの分泌には、インクレチンというホルモンが大きく関与しています。インクレチンは食事を取った時などの刺激により腸管から分泌され,インスリン分泌を増強させるのですが、インクレチンはDPP4という酵素によって分解されてしまいます。
DPP4阻害薬はDPP4を阻害することでインクレチンの分解を抑え、インクレチンの濃度を維持し、インスリン分泌を高め、血糖値を低下させるのです。
成分名(商品名)
・シタグリプチンリン酸塩水和物(ジャヌビア・グラクティブ)
・ビルダグリプチン(エクア)
・アログリプチン安息香酸塩(ネシーナ)
・リナグリプチン(トラゼンタ)
・テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物(テネリア)
・アナグリプチン(スイニー)
・サキサグリプチン水和物(オングリザ)
すでに7成分8商品が発売されています。
通常、成人にはトレラグリプチンとして100mgを1週間に1回経口投与する。
となっています。
ビスホスホネート系のように「起床時、30分間は横にならない、食事を摂らない」などの制限がないため、アドヒアランスの向上が期待されそうです。
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