アトピー性皮膚炎での第一選択薬はステロイド外用剤です。
ステロイド外用剤で効果が不十分な場合や長期使用の副作用などを考慮して切り替わることがあるのがタクロリムス軟膏0.1%(先発商品名:プロトピック軟膏0.1%)です。
小児には2歳以上から投与可能な0.03%製剤も存在します。
タクロリムス軟膏について、ステロイド外用薬との強さの比較、調剤、服薬指導のポイントについてまとめました。
ステロイド外用薬のランクは、下記の5段階に分けられます。
タクロリムス軟膏はステロイドの強さとの比較でミディアム(マイルド)〜ストロングに位置付けられるとされています。
またプロトピック軟膏のインタビューフォームによると下記のように使用部位によって強さが変わってきます。
躯幹(読み方:くかん=頭・手足以外の体)・四肢のアトピー性皮膚炎に対してstrongクラスのステロイドに匹敵。
顔・頚部にのアトピー性皮膚炎に対してmediumクラスより速攻性があり・優れた効果を発揮する。
T細胞、肥満細胞、好酸球、ランゲルハンス細胞等の炎症性細胞の相互作用によって生じるアトピー性皮膚炎を抑える。
特にT細胞から産生されるサイトカイン( IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、インターフェロン-γ、GM-CSF 等)を強く抑える。
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