2014年3月にランソプラゾール15mgとアスピリン100mgの配合剤「タケルダ配合錠」が厚生労働省より承認取得しました。日本初の低用量アスピリンとプロトンポンプ阻害薬を配合した薬剤となります。
タケプロンOD15mgの効能に、低用量アスピリン投与時おける胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合とあるように、タケルダにおいても、胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発防止という縛りがありますので注意が必要となります。
ちなみに他のランソプラゾールのジェネリックでは「低用量アスピリン投与時おける胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制の場合」の効能がない為、武田薬品の後発品切り替え防止の目的もあると思います。しかし服用薬剤が減る事は患者さんにはメリットがある薬剤といえるでしょう。
【名称】
タケルダ®配合錠
【効能・効果】
下記疾患又は術後における血栓・塞栓形成の抑制(胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の既往がある患者に限る)
・ 狭心症(慢性安定狭心症、不安定狭心症)、心筋梗塞、虚血性脳血管障害(一過性脳虚血発作(TIA)、脳梗塞)
・冠動脈バイパス術(CABG)あるいは経皮経管冠動脈形成術(PTCA)施行後
【用法・用量】
通常、成人には1日1回1錠(アスピリン/ランソプラゾールとして100 mg/15 mg)を経口投与する。
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