現役薬剤師が発信する抗真菌薬・水虫治療薬の情報
口腔カンジダをはじめとした、消化管カンジダに処方されるのが、 ファンギゾンシロップ(一般名:アムホテリシンB)です。 以前、吸入ステロイドによる口腔カンジダの患者さんに、ファンギゾンシロップが処方され、調剤方法と服薬指導に戸惑ってしまったことがありました。 久しぶりに取り扱う薬の場合は、どうしても薬剤情報を忘れてしまいますよね。 ファンギゾンシロップが突然処方されても問題ないように、作用機…続きを読む
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口腔カンジダに処方されるフロリードゲル経口用の成分であるミコナゾールに、2019年2月より新しい剤型が加わりました。 商品名はオラビ錠口腔用50mg。 口腔内に1日1回貼るだけでOKです。 フロリードゲル経口用だと、1日4回服用しなければいけなかったことから、身体的負担の軽減に繋がることが期待されますね。 では、オラビ錠口腔用50mgの薬剤情報についてポイントをまとめていきます。 外用薬…続きを読む
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爪白癬は、白癬菌が爪の中に入り込むことで、 爪が白から黄色に濁る 爪が分厚くなる ぼろぼろになる 白い線が入る といった症状がでてきます。 内服薬、または外用薬での治療になります。 爪白癬に適応のある内服薬は3成分で、それぞれ飲み方や服用期間が異なります。 爪白癬に処方される内服薬について、特徴や作用機序、調剤時や服薬指導でのポイントをまとめました。 爪白癬(爪水虫)内服…続きを読む
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白癬やカンジダ症に処方される抗真菌薬の外用薬はいくつか系統がありますが、 共通した作用機序は真菌細胞膜の構成成分である「エルゴステロール生合成の阻害」です。 大まかに作用機序は同じですが、抗真菌薬の系統によってエルゴステロールの生合成阻害に対するアプローチに違いがあります。 エルゴステロールの合成経路と、抗真菌薬がエルゴステロール合成経路のどこを阻害するのか? 抗真菌薬…続きを読む
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口腔カンジダ症・食道カンジダ症治療薬であるフロリードゲル(成分名:ミコナゾール)。 フロリードゲルは口腔カンジダ症か、食道カンジダ症かで使い方が異なってきますので、服薬指導の前に、症状は「口の中」なのか「食道」なのか、あるいは「両方」なのか確認する必要があります。 チューブで処方されますので外用薬のように感じますが「内服薬」扱いになります。 色は白色~微黄白色の糊状で、味はわずかに甘い薬剤と…続きを読む
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