なぜ薬剤師の求人は非公開求人が多いのか??

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

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薬剤師の転職サイトなどで目にする方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際は 求人の非公開を希望する企業はほとんどない

100名近くの薬局経営者や薬剤師の採用担当者の方とお会いし、そう感じています。
私の感覚では非公開を希望する企業は10%に満たないと思っています。

ではなぜ、薬局や病院側では非公開を希望しないにも関わらず、転職サイトでは非公開の求人が多いのでしょうか??

その理由は転職支援会社のビジネスモデルにあります。 転職支援会社は、人材を紹介し、採用が決まると、およそ年収の25~35%の手数料を紹介した薬局や病院から受け取ることができます。

たとえば、採用する薬局や病院は年収500万円の薬剤師さんを紹介された場合、150万くらいの紹介料を転職支援会社に支払わなければいけません。

求人を公開し、薬剤師さんに直接応募されると転職支援会社はこの手数料を受け取ることができなくなります。

そのため、求人を非公開にし、直接やりとりされることを防いでいるのです。 転職支援サイトを利用することで、薬局・病院さんには多くの費用がかかっていることを意識しなければいけません。

国の財政が厳しい中、薬局も病院も経営が厳しくなっています。 この構造を理解した上で、就職活動を進めていくことをオススメします。

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

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