「マニュアルに固められ、報告物に追われる日々・・・。
やっと患者さんと仲良くなったと思った頃に店舗異動・・・。
こんなはずじゃなかった。
自分らしく、患者さんに向き合って地域医療に貢献したい。」
ある大手調剤薬局チェーンに勤める入社4年目の薬剤師さんから相談を受けました。
「福利厚生が充実している」
「研修制度がしっかりしている」
など大手企業で働くメリットはたくさんありますが、大手(特に株式上場会社)は利益を追求する必要があります。そのためマニュアルや報告物などがきっちりとしており、現場にとっては厳しく感じることもあるのではないでしょうか。
今回は地域に密着した中小薬局で働くメリットを挙げてみたいと思います。
チェーン展開の場合は、全店舗で均一化されたサービスが求めれらることもあり、細かいマニュアルを設定する会社が多くあります。
「これ、本当に必要なマニュアルなのか??」
「ムダでしょ??」
と疑問に感じるようなものも正直あります。
特に個人経営の薬局において、マニュアルがほとんど存在しないこともあり、患者さんに個々合わせて本当に必要なサービスを自分達で考え提供することができます。
大手の場合、店舗異動、店舗応援などで一つの店舗に長期間常駐できない傾向にあります。一方で、地域密着型の店舗展開の場合、大手に比べると店舗異動も少なく、患者さんとの関係が強くなります。
患者さんの薬物治療の経過が見れるので、「HbA1cが下がった!!」「LDLが下がった!!」など良くなった時の喜びも患者さんと一緒に感じることができます。
店舗異動が少ないので、患者さんだけでなく、ドクター、看護師さん、受付の方、介護士さんなど、医療に関わるスタッフさんとの繋がりが強くなります。
大手調剤チェーンの場合は、現場と関わるのはエリアマネージャーであったり、課長職、部長職の方となります。経営者(社長はじめ役員陣)と接することはほとんどないのではないでしょうか。そのため、現場の声が経営陣に届きにくくなります。
一方、中小規模の薬局では経営者との距離が近いため、意見が通りやすい傾向にあります。また経営者との距離が近いことから、店舗運営、卸さん(支店長クラス)との交渉、銀行対応など事業運営に必要なノウハウを吸収するチャンスがあります。
求人広告や、紹介サイトでは、比較的採用にお金のかけやすい大手企業がピックアップされやすい傾向があります。
僕たちは薬剤師として活動していくうちに、転職サイトには掲載されていない中小薬局でも地域に密着した素晴らしい薬局がたくさんあることを知りました。
サイトではなかなか情報発信のできない、地域密着の薬局さんにアピールの場所を提供したい。
そんな思いも込めて、サイトを運営しています。
10店舗以下の中小薬局特集を組んでいますので、是非こちらもご覧ください。
また、希望の職場が見つからない場合は、薬剤師でもあり個性心理学にも精通したキャリアコンサルトへの相談をすすめします。薬剤師経験があるコンサルタントだからこそ、薬剤師目線でキャリアのアドバイスをしてもらえます。また地域に根付いた薬局経営者とも多くネットワークがあり、他の転職支援会社にはない求人情報が多いのも特徴です。
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