こんにちは。
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」編集長の伊川勇樹です。
私は2016年の5月より、大阪から沖縄に移住し、沖縄の薬局の現場に入らせていただきながら、沖縄県に薬剤師を増やすファーマシスタ沖縄を運営しています。
沖縄に移住した理由、沖縄で薬剤師を増やす活動を行う理由はこちらに記載しています。
沖縄県の薬剤師の求人情報について、私が実際に肌で感じる情報を、エリア別にまとめました。
沖縄で最も薬剤師に人気のエリアは那覇市です。
そのため沖縄県内では薬剤師が最も充足しているエリアだと感じています。
那覇空港までも近く、買い物にも全く不便しないことから、移住に最も無難なエリアといえるでしょう。
しかし沖縄は車社会ですので、通勤・帰宅ラッシュ時の那覇市周辺の道はとっても混みます。
住む場所を選ぶ時は、職場までの道路が極力混まないように不動産会社さんに相談するのがよいでしょう。
那覇市は比較的薬剤師が充足している薬局・病院が多く、沖縄県内でも給料は低い傾向にあります。
給料(年収・時給)の相場は下記の通りです。
宜野湾市や浦添市はベッドタウンで住宅地が多いエリアです。
那覇市に比べると薬剤師はやや不足傾向にあります。
薬剤師が移住するなら個人的に宜野湾市〜浦添市をお勧めします。
(ちなみに私は浦添市に住んでいます。)
都会すぎず、田舎すぎず、那覇空港までも車で30分前後ですし、高速道路を使えば北の名護市や南の南城市までのアクセスも便利です。
那覇市よりも家賃は安く、駐車場も1台3000円くらいで借りられます。
沖縄県内だと、那覇市が最も給料の相場は低いですが、沖縄本島内では北部の名護市を除いて大差はありません。
宜野湾市・浦添市の薬剤師の年収相場です。
薬局の管理薬剤師で年収700万円以上の求人を時々見ますが、管理薬剤師で600万円前後の募集が多いです。
沖縄市・うるま市は沖縄本島の真ん中に位置します。
中部徳洲会病院、中頭病院、沖縄県立中部病院などの基幹病院があるエリアです。
那覇市や浦添市・宜野湾市に比べると薬剤師は不足傾向にあると感じます。
沖縄市には大型のイオンモール沖縄ライカムがあり、買い物にはとても便利です。沖縄ライカム周辺は外国人が多い街なので異国を感じたい方にはお勧めのエリアです。
うるま市あたりになると海もエメラルドグリーンに輝いて見えます。
沖縄市・うるま市の薬剤師の年収相場です。
那覇市よりは全体的に給料の相場は高くなっています。
沖縄本島で最も薬剤師が最も集まりにくいエリアが名護市や本部町などの北部エリアです。
そのため沖縄本島内では薬剤師の給料が最も高くなりやすいエリアです。
私も名護市の現場に入らせてもらっていますが、とにかく患者さんが優しい方ばかりで、薬剤師としてのやりがいも感じやすい場所です。
「イチャモンをつける」クレーマーは一切いません(笑)
また北部地区内で、薬剤師会や製薬メーカー主催の勉強会が定期的に行われていますので、薬剤師スキルをアップデートできる環境があります。
宜野湾や浦添に住んでも高速で1時間くらいで通えます。
高速道路の最北にある許田ICを降りると名護市に入るのですが、許田ICから見るエメラルドグリーンに輝く海は絶景です。
美ら海水族館や古宇利島など観光名所が多く、このあたりの海は格別に綺麗で、沖縄らしさを感じられるエリアでもあります。
沖縄県立北部病院や、北部地区医師会病院の基幹病院があり、地域を支える薬局は中小規模がほとんどです。
医薬品卸の支店が北部エリアにはないため、沖縄北部地区薬剤師会が運営する医薬品備蓄センターが薬剤師会に入った薬局に急配対応をしてくれます。
沖縄北部地区では医師会、歯科医師会、薬剤師会の合同の新年会やゴルフコンペなどがあり、地域で連携して医療を支えようとする思いが特に強いエリアだと感じます。
名護市の薬局は一人薬剤師の店舗が多いのが特徴です。
管理薬剤師の場合は年収600万円後半〜700万円以上での募集も見られます。
沖縄の南部に位置するのが、豊見城市、糸満市、南城市です。
那覇空港の南側に位置するのが豊見城市。
新興住宅地として開発されている豊崎にも移住者が増えています。
糸満市や南城市はサトウキビ畑に囲まれた自然豊かなエリアで、糸満市にはスーサイドという沖縄屈指のサーフィンスポットがあります。
そのためサーファー薬剤師が好むエリアでもあります。
薬剤師の求人事情ですが、那覇市に比べるとやや不足傾向にあります。
豊見城市・糸満市・南城市の薬剤師の年収相場です。
沖縄に移住する際に、まずは「派遣薬剤師で!」と考える方も多いのではないでしょうか?
派遣薬剤師の時給の相場は2500円〜3600円前後で、基幹病院の門前薬局のような忙しい店舗のフォローとして入ることが多いです。
沖縄で派遣薬剤師として働くメリット・デメリットを挙げてみます。
派遣で働く場合、1時間あたり5000円〜8000円が薬局から派遣会社に支払われ、その内の一部が給料として派遣薬剤師に支払われる仕組みとなっています。
特に沖縄県は薬剤師不足が深刻ですので、派遣会社が請求する金額は都心部より高い設定になっています。
僕も沖縄の様々な経営者の方とお話させていただく中で、
「派遣で採用すると高い・・・。でも薬剤師不足だから仕方ない・・・」
「派遣会社に足元をみられている・・・」
といった声が多く耳にします。
経営者サイドとしては「短期間でも直接雇用で入ってくれた方がありがたい」というのが本音のようです。
求人票に表示されている時給は直接雇用のパートより、派遣の方が高くでていますが、短期間でも直接雇用をしてもらった方が実は時給の交渉はしやすいのです。
経営者の立場で考えたら、派遣会社に1時間あたり6000円支払うなら、短期のヘルプで入ってくれる薬剤師さんに直接4000円支払った方がいいですよね?
ちなみに病院への薬剤師派遣は法律で禁止されているため、紹介予定派遣として入ることとなります。
薬学部がなく人口10万人あたりの薬剤師の数が最も少ない沖縄に薬剤師を増やしたい!
そんな思いで沖縄の現役薬剤師と共に沖縄IターンUターン特集を立ち上げています。
気になる沖縄の採用担当者に直接問い合わせができるため、生の情報をスピーディに収集することができます。
沖縄を盛り上げたい、薬剤師を増やしたい、そんな思いをもった沖縄の薬局・病院の採用担当者さんや経営者の方に共感いただき、沖縄で就職希望の薬剤師と採用担当者が直接つながる場所をサイト上で提供しています。
遠方の場合は電話やTV電話などで対応してくれますので面談の負担を最小限に抑え、移住をバックアップしてくれます。
中途採用だけでなく、ブランクがある方や薬学生で新卒の方でも利用可能です。
直接応募より、まずは転職コンサルタントに相談したいという方は、薬剤師キャリアアップ支援サービスからご応募ください。沖縄の薬局事情に精通したコンサルタントがおりますので、大手転職支援会社にない案件をご提案することが可能です。
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