筋関連酵素

病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する筋関連酵素

2021年3月17日(水)
CK(CPK)

クレアチンキナーゼ(Creatine Kinase)は筋収縮に関わる酵素です。骨格筋、心筋、脳細胞に存在し、細胞が傷害されると放出されます。筋力量に左右されるため通常男性のほうが数値が高くなります。2つのサブユニットを持ち、M(Muscle)B(Brain)の組み合わせでCK-MM,CK-MB,CK-BBの3種類のアイソザイムが存在します。アイソザイムの存在比としては脳細胞ではCK-BBがほぼ100%、心筋細胞ではCK-MBが20%、CK-MMが80%、骨格筋ではCK-MMがほぼ100%と言われています。CK-BBに関しては血液脳関門があるため脳が障害を受けたとしても通常採血で上昇することはほとんどないとされています。

定義 クレアチンキナーゼ(Creatine Kinase)は筋収縮に関わる酵素です。 骨格筋、心筋、脳細胞に存在し、細胞が傷害されると放出されます。 筋力量に左右されるため、通常は男性のほうが数値が高くなります。 2つのサブユニットを持ち、M(Muscle)B(Brain)の組み合わせでCK-MM,CK-MB,CK-BBの3種類のアイソザイムが存在します。 アイソザイムの存在比としては脳…続きを読む

記事カテゴリ:薬剤師スキルアップ情報 > 臨床検査項目 > 筋関連酵素

お客様により安全にご利用いただけるように、SSLでの暗号化通信で秘匿性を高めています。

ページトップに戻る