病院、薬局、製薬会社の現役薬剤師が執筆、編集、監修する血液検査での骨関連
YAM(読み方:ヤム)はyoung adult meanの略語で骨粗鬆症の診断のための指標。 若年成人の骨密度(BMD)の平均値を100%とした場合、患者さんのBMD値は何%になるのか表したもの。 骨粗鬆症の診断のための骨密度の測定部位は原則として腰椎、大腿骨近位部でDXA(デキサ)法という測定法となる。 若年成人の具体的な年齢は腰椎で20〜44歳、大腿骨近位部で20〜29歳。 目的 骨…続きを読む
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P1NP(読み方:ピーワンエヌピー)はtype 1 amino-terminal propeptideの略語。 Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチドのことで、骨組織に大量に存在するI型コラーゲン前駆体の代謝産物である。 P1NP は骨芽細胞の分化段階から産生されるためBAP(骨型アルカリフォスファターゼ)や OC(オステオカルシン)に比べて、早期の骨形成を反映する指標となっている。 骨形成促…続きを読む
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BAP(Bone Specific Alkaline Phosphatase )は、骨に存在するアルカリフォスファターゼ(ALP)のことで骨芽細胞の活性度を反映する骨形成マーカーです。 骨代謝異常の診断や、骨粗鬆症治療薬の効果を判定する目的に測られます。 ALP(総アルカリホスファターゼ)は骨、肝、腸管、腎臓にも由来し、 ALPが高値の場合、肝胆道系疾患か骨疾患かを区別するためにBAPを測定…続きを読む
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