要指導医薬品の販売注意点・販売方法(スイッチOTC、毒薬、劇薬の違い)~改正薬事法対策

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

 2014年6月に改正薬事法が施行され、ダイレクトOTC薬、スイッチ直後品目、劇薬、毒薬は、要指導医薬品に指定される事になります。

第一類・二類・三類・要旨同医薬品の違い

要指導医薬品

要指導医薬品販売方法・注意点

 

(ア)薬剤師対面で情報提供・指導

(イ)特定販売(郵便等)による販売の禁止

(ウ)購入者が使用者本人以外の者でないかを確認

使用しようとする者以外の者に正当な理由(大規模災害等)なく販売、授与することはできません(平成26年3月18日付け薬食発0318 第6号厚生労働省医薬食品局長通知)。

(エ)他店舗等での要指導医薬品の購入又は譲受けの状況を確認

(オ)適正な使用のため必要と認められる数量の販売(原則一人一包装単位まで)

(カ)情報提供等が行えない時、適正な使用を確保できない時の販売等の禁止

※具体的な症状の内容が確認できない、いわゆる「常備」を目的として購入しようとする者に対して販売、授与することはできません(平成26年3月10日付け薬食発0310 第1号厚生労働省医薬食品局長局長通知)。

(キ)情報提供の理解の旨、その他質問事項がないことを確認した上で販売

(ク)販売等を行った薬剤師の氏名、当該店舗の名称・電話番号等の連絡先を購入者に伝達

 

この記事を書いた人

伊川勇樹(いかわゆうき)

株式会社ティーダ薬局 代表取締役・管理薬剤師
薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」管理者

2006年 京都薬科大学 薬学部卒。

調剤併設ドラッグストアのスギ薬局に新卒で入社。
調剤部門エリアマネージャーを経験後、名古屋商科大学院経営管理学修士課程にて2年間経営学を学び、経営管理学修士号(MBA)を取得。
2013年4月、シナジーファルマ株式会社を設立。
2013年8月、薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」をリリース。

薬剤師専門サイト「ファーマシスタ」は臨床で役立つ学術情報や求人広告を発信し月間24万PV(2023年6月時点)のアクセスが集まるメディアとして運営中。

2021年より福岡県北九州市にてティーダ薬局を運営(管理薬剤師)。

1983年11月 岡山県倉敷市で生まれ、水の都である愛媛県西条市で育つ。
大学より京都・大阪で14年間、沖縄Iターン特集立ち上げのため沖縄県で4年間暮らし、現在は福岡県民。
二児の父親。

当面の目標は、
「息子達の成長スピードに負けないこと」

座右の銘は、
「まくとぅそうけい なんくるないさ」
=「誠実に心をこめて精進していれば、なんとかなる!!」

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