こんにちは。
メディカルライターの今井雄基です。
ケアマネージャー(以下ケアマネ)の認識が少しずつ上がってきているのか、ケアマネから薬剤師による居宅訪問の依頼が増えているように感じます。
そこで実際にあった、普段連絡を取っていないケアマネから在宅患者さんの新規受け入れを急に電話で頼まれた場合の対応についてお伝えします。
急に電話があった際に受け入れることが可能かどうかの判断が必要ですので、確認しておく事項を少しでも頭の中で整理して記憶していただけたらと思います。
電話をくださったケアマネが「他の薬局で断られて困っている」という状況も考えられるため、なるべく受ける方向で話を進めていきたいですね。
確認しておく事項は以下になります。
訪問後の報告書を送る必要があるため。
多くの場合サービス担当者会議の際に名刺交換をするので住所までは確認しなくてもよいでしょう。
算定要件の16km以上離れていないかどうかの確認です。
医療過疎地でなければ離れた薬局に依頼すること自体少ないです。
在宅訪問の算定に主治医の指示が必要なため。
訪問後の報告書を送る必要もあります。
状態に応じてこちらから提案をするとよいでしょう。
その場で決めるよりもサービス担当者会議で患者さんの希望も聞いて正式に決めたらよいと思います。
独居、同居、家族が近くに住んでいるかなどキーパーソンを掴んでおく必要があります。
訪問の曜日、時間の調整を行うため。
要支援、要介護の確認。
患者さんの状態確認の目安にもなります。
生活保護など会計が発生するかどうか。
会計がある場合、患者に説明をする際のハードルになることもあります。
入院中の場合。
患者本人を交えたより詳しい打ち合わせをするため。
重要事項等の説明、同意書の記入をしていただくため出席することをオススメします。
日付、一包化、粉砕、カレンダー、薬箱、調節服用の薬はPTPで調剤など。
これもサービス担当者会議の際に患者さんの希望も聞いて決めたらよいと思います。
文字に起こすとかなり多いように感じますが、一度経験すると考えなくても必要事項を聞けるようになるため、急に依頼が来た際に電話を片手にこちらを見ていただけると幸いです。
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